Gentle Forest Jazz Bandのまるでダンスホールショー!!
2010/03/07 archives:ライブネタ
さて今日は GENTLE FOREST JAZZ BAND のライブデイである。場所は渋谷 JZ Brat。 昨年『黒船レディと銀星楽団』のラスト(あるいは休止)ライブを観に行ったハコである。 題して『Gentle Forest Jazz Bandのまるでダンスホールショー!!』。
ここは何かと高価なハコだし、かと言って時間的にシーメーする時間を逃しそうなので(っと言い訳をしつつ)先ずは “気付け呑み” である。 開場は 17:30。 例によって休日出勤だったのだが開場時間の1時間前に渋谷に到着。 日曜日だしこの時間帯だと JZ Brat の近くの飲み屋の開店時間としては少々早い。 雨の中徘徊していると『ホッピー』の垂れ幕がある中華料理屋(というかラーメン屋)があったので、ひとまずこの店に落ち着く。 醤油焼きそば、支那そばなどのつまみに生ビール、ホッピーなどを楽しむ。 うん、なかなかいいね。 実はラーメン屋で呑むのって案外好きなんである。
さて、開場時間も迫ってきたので、JZ Brat に向かう。 先ほどのラーメン屋とはエライ落差である。 すでに入り口には開場を待つ列が出来ていた。 再後部に並ぶ。
ほぼ定刻の 17:30 にオープン。 最初にダンスレッスンの時間が設定されているのがおもしろい。 ひとまず我々は音響面を考慮して、2階席のPAブース横の席を確保した。 しばらくすると1階ではアモーレ☆ヒロスケによるダンスレッスンが始まった。 参加されているお客さんもかなーりキチンとしたレッスンであった。 この間にもお客さんは続々と入場。 第1部がスタートする頃にはPAブースの前も立ち見でほぼ埋まってしまった。
満員御礼である。
正直スタンディングにはキビシいお年頃なのであるが、ひとまず確保した席に荷物とカミさん(立ち見がキライ(汗))を残して立ち見席に移動。 ついでに先日購入した『Ultra Pod』を使って2階席手すりのベストポジションに R-09 をセットした。
こうしている間にバンドメンバーが続々とステージに入場する。 第1部のスタートだ。 まずはリーダーの久保田氏の愉快で軽快なラップから『ハッピカ☆ライト』を演奏。 ラップとはいってもむしろ トニー谷(古!)のそれに近い(笑)。 さすがビッグバンド、ダイナミックなスウィングが JZ Brat に響く。 ぃやっっほ〜〜!
ライブの開催を告げる短いMCに続いては1913年のナンバーから『SKYLINER』を演奏。 小粋なアレンジ。 筆者は Manhattan Transfer のバージョンしか聞いたことがなかったのだが、ビッグバンドサウンドで聞くのも格別である。 まぁ、とにかく一番気持ちよさそうなのはリーダーの久保田氏であることに間違いはなさそうだ(笑)
続いては、先日の GENTLE FOREST 6 でのライブにゲストで参加されたトランペットの中村氏をフィーチャーしてイタリア民謡『Chiribiribin』を演奏。 クラシカルなワルツのイントロダクションに続き小粋なアンサンブルにのって中村氏のトランペットが開場に響く。 カッコいいじゃないっすか。
さてここで、久保田氏の流暢なイントロダクションにのって3人組の女性コーラス『GENTLE FOREST SISTERS』が登場。 小生、ジャズコーラス系が好きなため、りこったちゃんがmixi日記にアップしてくれたライブレポ(2月に行われたライブ『だけど今夜はビッグバンド』)を拝見した時から非常に気になっていたのだ。
まずは挨拶代わりに『Carmen's Boogie』を披露。アンドリュース・シスターズっぽい、白人系ジャズコーラスだ。 これ系は筆者の大好物である。 いや〜、それっぽいっすね〜。 かなーり気に入りました。 久保田氏との軽いMCに続いて、ミディアムテンポな『Blue skys』を演奏。 フロアではリンディーホップ。 2階席は酒を飲みながらじっくりと耳を傾けるオーディエンス。 なかなかいい雰囲気ではないか!(ただ、飲み物がプラスチック容器だったのが少々残念)
っというワケで、おなじみの “勝手にPV” 。今回はちょっと多めにお送り致しましょう(ちょっとピンボケが多いけど(汗))。
そして GENTLE FOREST SISTERS 最後の曲は、気分ウキウキな『Goody Goody』。 ここで彼女たちは退場。 正直もう少し聞きたかったですわ。
続いて『All Of Me』からインスパイヤーされた(というか同じコード進行な)オリジナルナンバー『だけど二人で』を演奏。 ミュートトロンボーンのイントロダクションに、ビッグバンドアンサンブルがかぶるゴージャスなアレンジが光るナンバーだ。 中盤のクラリネットも渋い。 先日のGENTLE FOREST 6でも演奏されたが、ビッグバンドバージョンはやはり格別だ。
さらにオリジナルナンバーの『ブルース DE エキス』を演奏して第1部終了。幕間には、先ほどリンディ・ホップのレッスンでも活躍されたアモーレさんのDJによる小粋な選曲・演出も流石である。
さて、第2部は『It's Up To You』から軽快にスタートだ。 速攻で会場は熱く盛り上がる。
続いては東京の怒りをこの一曲に詰め込んだナンバー『野郎ブロウ』を披露。 文字通り、バリトンの小嶋氏がブローしまくりの熱いナンバーだ。会場も一気にヒートアップする。
次は一転、ちょっとヒワイなチークタイム(笑)。 アルトの田中氏をフィーチャーした『All Of Me』、カンザスシティバンドでもお馴染みのテナー奏者、上野氏をフィーチャーした『Blue&Sentimental』を続けて演奏。 1階のダンスフロアもなかなかいい感じである。
ここで久保田氏のボーカルから始まる GENTLE FOREST JAZZ BAND のテーマソング『最高のビッグバンド』を演奏。 久保田氏の流暢なメンバー紹介も織り交ぜた楽しいナンバーだ。
そしてもう一人のメンバー。 ボーカルのハマケンこと、浜田氏が大喝采をもって登場『きみのことなんて』を披露。 昭和テイストな日本語歌詞がいい感じのナンバーだ。
久保田氏との息のあったMCに続いては、枯れたカリプソナンバー『ハイソサエティー』を演奏。 バンドメンバー全員のコーラスも交えた楽しいナンバーで場内も大喝采である。 これもまたビッグバンドの醍醐味である(のか?)。
ここで、久保田氏より待望のGENTLE FOREST JAZZ BAND CDリリースの発表。 4月25日リリースである。 これを受け、またもや場内大喝采である(タワレコでのインストアライブは実現するのか?)。 多少カツゼツの悪さもあったが(笑)お二人の息のあったMCに続いて『ゾンビブギウギ』を演奏。 これまたハマケンさんのキャラクターを活かした(のか?)昭和なブギー。 愉快なナンバーだ。 場内大喝采の中ハマケンさんは退場。
せてここからは佳境である。まずはおなじみのスタンダードナンバー『Lover Come Back To Me』を演奏。ミディアムなビッグバンドサウンドが心地よい。次第にゴージャスな中にもレトロなアレンジが光る。そして最後のナンバー『That's A Plenty』を演奏。バンドメンバーのソロも交え最高潮で会場も大喝采である。エンディングナンバーをバックに久保田氏のMC。小粋なエンディングである。
当然これで終わるはずもなくアンコールへ突入である。とはいってもビッグバンドの場合、メンバーの入退場もけっこうタイヘンだ(笑)。
メンバーがステージに戻ったところで、ピアノのイントロダクションに続き『I Can't Stop Loving You』を披露。 がっつりゴージャスでダイナミックなアンサンブルで圧倒される。 場内大喝采。 そして小粋なアレンジと演出の『サヨナラブルース』を演奏。 ソロを演奏しつつ一人づつ退場するバンドメンバー。 リズムセクションをバックにバンドメンバーとオーディエンスを労う久保田氏のMC。 『Gentle Forest Jazz Bandのまるでダンスホールショー!!』は大成功をもって終演迎えた。
いや〜〜、楽しかった〜〜。 今回 “スウィングはダンスミュージックである” ということを改めて認識しました。 終演後は上野クンと歓談。忙しい中、久保田クンとも堅い握手をもってご挨拶させていただきました。
時計は21時半過ぎ。今日は日曜日。今回会場ではさほど飲めなかったけど素直に渋谷の町を後にして帰宅しましたとさ。
りこったちゃんに捧ぐ…
- 久保田 森 ( leader , vo. , mc. , tb. )
- 中村 隆太 ( lead tp. )
- 村上 基 ( arrange , tp. )
- 清水 崇昌 ( tp. )
- 石山 良二 ( tp. )
- 田村 ひとみ ( tb. )
- 小林 睦 ( tb. )
- 吉川 輝夫 ( tb. )
- 久保田 恭子 ( tb. )
- 小嶋 悠貴 ( bs. )
- 細川 貴文 ( as. , cl. )
- 田中友典 ( as. )
- 泉山 朋子 ( ts. )
- 上野 まこと ( ts. )
- 斉藤 拓郎 ( g. )
- 藤野 俊夫 ( b. )
- 高橋 佳奈 ( pf. )
- 松下 マサナオ ( dr. )
- 浜野 謙太 ( vo. )
- Gentle Forest Sisters:木村美保、大塚望、出口優日
ダンスレッスン & DJ
- アモーレ☆ヒロスケ ( Swing Jack! )
Posted: 03/27/10