13インチバスドラムの製作(10) | comino Records
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13インチバスドラムの製作(10)

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この時期、台風やらライブイベントやらで、なかなか作業が進みませんでした。って、いつもそんな感じだけどね。 前回は「との粉」による目止めの初期段階。 最後の一回はあえてとの粉を拭き取らずに、やや厚めに塗ったまま放置してありました。 完全に自己流だけど。
シェル部分はこんな(↓)感じ。 (結果的に)これだけ時間を置いたから完全に乾燥しております。
ウッドフープもこんな(↓)感じになってます。 見た感じは導管は見えないくらい厚塗りになっております。 つか、こんなんで良いのかどうか判んない。 完全にシロート判断。 「おいおい、それじゃ全然ダメだよ!」って思った詳しい方、ライブを観に来るついでにご教示下され(ナンチテ)
もちろんこのままでは次の作業に移行できないので、余分なとの粉を落とします。 実は、中学時代に初めてとの粉を使った時、(意味もわからずに)との粉を “ていねい” に拭きとったために「ほ〜ぼとの粉を塗った意味が無かったね」…というトホホな記憶があるため、拭き取りに関しては結構慎重にやったつもり。 出来るだけ導管に擦り込んだとの粉が残るよう慎重に拭き取りを行いました。
でまぁ、こんな(↓)感じ。 まぁまぁ導管にとの粉が入り込んでいる状態ではないかと思うんだけど、どーかな?
ウッドフープの小口はこんな(↓)感じ。 同じく、導管が埋まっているように見えます(よね?)。
てな感じで、慎重にとの粉を拭きとっていると、なんかウェスが引っかかる部分が…って!
剥離している部分があるじゃん! orz
わ〜ん、ここに来てコレかよ〜。 心情的に、余分なとの粉を落としたら間髪入れずに次の工程に進みたかったんだよね。
ひとまず、剥離はあるものの、強度的な問題は無いみたい。 このままでは先に進めないので、タイトボンドを剥離した部分に注入して…
当て木とクランプ2組で圧着!
剥離部分は、薄板で継いだ箇所の横。 曲げ加工で(ほぼ)折れちゃった部分。 ビミョーな位置なので圧着もちょっと難しい…
まぁ、なんとか固定出来ました。 ひとまず、タイトボンドが硬化するまで、他の作業を進めましょう。
というワケで、ひとまずこんな(↓)感じの治具を(思い付きで)作成。 木っ端に(針金ハンガーから切り出した)針金を養生テープで貼り付けただけですが。
塗装が乾燥するまで、こんな(↓)感じでシェルやウッドフープを支えておくための “台” のつもり。 特にウッドフープは全面を塗装するから、乾燥させる時、どうやって置いておこうか考えていたんです。 こんなんで上手くいくかは判んないけど。
…っというワケで、次の工程は「プライマー」による目止め
との粉の上に水性シーラーなんか刷毛塗りしちゃったら、との粉なんか一緒に流れちゃうんじゃね? っと思ったので、なんか良い方法がないものか…といろいろと調べていたら、このスプレー式のプライマーを見つけました。 近くのホムセンには売っていなかったので密林で購入。
スプレー式なので引き続き屋外作業。 ま、あくまでも下塗りだから多少ホコリとか付いてもあまり影響はないでしょう(と思う)。
というワケで、プライマーを1回吹いた状態。 ちょっと塗りムラがありますが、、、
ウッドフープはこんな感じ。…って、写真じゃほとんど判んないね。
小1時間乾燥させて、2ラウンド目が終わった状態。 塗りムラはほぼ無くなりました。
ここで、先ほど補修した剥離部分を確認してみると一応硬化してました。 まだちょっと早いかな?とも思ったけど、タイトボンドはヤスリで削れるほどの硬さになっていたので、ヤスリとペーパーで仕上げてこんな(↓)感じに。 間髪入れずにプライマーも吹きました。 なんとなく、気持ち的にとの粉のまま放置したくなかったもんで。
というワケで、プライマー3ラウンド目。 写真では分かりにくいですが、塗りムラも少なくいい感じで目止めが出来たのではないかと思います。
ウッドフープもこんな感じになりました。 やっぱり、写真では分かりにくいな。
とは言え、ウッドフープの表面を日にかざして見てみるとこんな感じ。 結構導管が目立つように思うなぁ。 プライマーを吹く前は十分との粉が擦り込まれているように見えたんだけど、こんなモンなのかしらん。 プライマーを吹いたコトで、との粉が吹き飛んだようには思えないんだけど…。
一方、薄板で継いだ部分や、ウッドパテで処理した部分はこんな(↓)感じに。
見た感じはアレだけど、触ってみるととてもなめらかな感じ。 本来、このようなパテによる下地修正を行った場合は、塗り潰しのペイント仕上げにするのがフツウなんだと思います。 しかし、今回はニス塗りの勉強も兼ねて、あえて「色付きウレタンニス仕上げ」にしようと思っています。
で、念のため一晩室内で乾燥させました。 触った感じも目止めは出来ているように思われます。
んで、続いての工程は「サンディングシーラー」による下地処理。 ここからは屋内で刷毛塗りです。 この段階で出来るだけ導管を埋めてしまいたいンですよね。
んで、いきなりこれ(↓)は2回めのサンディングシーラーを塗り終わった状態。
1回めの刷毛塗りの際に、刷毛にとの粉が付着しなかったので、プライマーはちゃんと機能していたと思います。やっぱり、それなりにとの粉は擦り込まれていたってことなんすかね? そして、2日間乾燥させてから2回めを塗りました。ま、単に他の用事があったので2日間放置していただけですが。 見た感じは、結構導管は埋まっている感じです。 プライマーを吹いてからシーラーを塗ったので木地への吸い込みもほとんどありません。
シェル部分はこんな(↓)感じ。 同じく導管は目立たなくなってます。 うっすらと自作した台も反射してます。
フットペダルストラップの “逃げ” 部分はこんな(↓)感じに。 結局、チップしちゃった部分(写真左下)のウッドパテは完全に埋まりませんでした。
まぁ、この部分は床面になるので、演奏時は全く見えないので良しとします(つか、こんな小さなバスドラムじゃ、そもそも客席からもほとんど見えないだろ)。
そんなワケで、あと2〜3回はサンディングシーラーを塗って “肉持ち感” を稼いで、導管を目立たなくしようと思っております。いずれにせよ、地味な作業っすね、塗装って(しかも一人で作業してるから、塗装中の写真撮影はさすがにムリなのであります)。
そんなワタクシの次回ライブは、10月18日(土曜日)木場『晩酌娘』の Joe-Go ライブ! お運びの程、よろしくお願いイタシマス!
Posted:10/16/2014