13インチバスドラムの製作(13) | comino Records
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13インチバスドラムの製作(13)

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昨年より5月より製作を開始した「13インチバスドラム」もいよいよ最終段階。 初めてトライした「キチンとした塗装(着色ウレタンニス仕上げ)」も、カンペキとはいきませんでしたが、まぁドシロートが付け焼き刃の知識でやったワリには、まぁまぁ許せる範囲かな、っというコトでいよいよ最後の仕上げにとりかかることにしました。
とは言え、最後に塗ったニスは、煩悩に負けて思ったよりも厚塗りになっていたようで、こんな(↓)ことや…
こんな(↓)ことになっておりました。 一応「これが最後の塗装」と決めていたので、#1,500 番のペーパーで丁寧に水研ぎしてごまかしました。 いずれにしても、ウッドフープはかな〜り味のある仕上げになっちゃいましたけど。
シェルの方は比較的色ムラもなく結構いい感じに塗装出来たと思います(自画自賛)。 ただ、塗装中にベアリングエッジにかなりニスが付着しちゃったので、最終的にヤスリを使って整えました。 って、完全に自己流ですけどね。
ここからは塗装の最終工程。 ひとまず最後は #6,000 番のペーパーを使ってみることにしました。 ペーパーっというかフィルムだね。こんな(↓)やつです。
ひとまず水研ぎにしてみました。 しかし、このくらいの番手になると、ホントに細かい。 本当に「研いでいる」って感じですね。 っというか、研げてるのがどうかよく判らん (^^ゞ
ウッドフープも同じように #6,000 番のフィルムで水研ぎ。 形状の関係から、コチラのほうがやりにくいです。 エッジ部分を研ぎ出さないようにするのがムズカシイ。 全般的にウッドフープの塗装は難しかったというのが今回の印象です。
水研ぎはコレにて終了。 最後はコンパウンドで光沢出しです。 これもホムセンで散々悩んで #15,000 番の半練りタイプを選択。 ピカール以外のコンパウンドって初めて買った。
蓋を開けるとこんな感じ。 ストロベリー味的な?
これをウェスに付けて光沢出し作業。 しかし、結構力を込めて磨かないと光沢が出てこない。 またもや重労働なんだね〜。 でも、ギラッとした感じの光沢が出てきました。
同じようにウッドフープも光沢出し。 ウッドフープの方がやや塗膜が薄かった部分があって、特に前側のウッドフープだけ少々光沢が弱い感じになっちゃったのがちょっと残念。
そして、定番のバフも近くのホムセンで安く売っていたから購入。 つか、単純にコレっていつかやってみたかったんだよね。
実は最初にこれを使ってコンパウンドで磨いてみたんだけど、思ったよりも光沢が出ず曇った感じなる。 一旦、手作業で(力を込めて)コンパウンド磨きをした後でバフ磨きをすると効果があるって感じでした。 そんなもんなのかしらん。 それともネル生地のバフじゃないからかしらん(たまたまネル生地のバフが売ってなかったもんで)。
で、最終的にこんな感じになりました。 光沢の感じを写真に撮るのってムズカシイ。 あまり良くわからないかもしれないけど、結構な光沢仕上げになりました。 まぁ、それなりに小傷もあるので近くで見ちゃうとアレだけど、バスドラムと考えれば問題ないレベルでしょう(たぶん)。
ウッドフープはこんな感じに。 光沢はあるにはあるけど、予想通りかなり味のある仕上がりになりました。 ま、これはコレでありかな?
最後の最後にワックス掛け。 これもホムセンで散々悩んで、家具用のモノを選択。「天然カルナバ成分」と「ピアノに使える」という点でこれを選びました。
これをスプレイしてシリコンクロスで丁寧にツヤ出し作業。 でこんな(↓)感じ仕上がりました。 やっと塗装工程終了。 う〜〜ん、長かった。 塗装…奥が深い。
…ということで、間髪入れずに最終組立工程を開始。 まずは、との粉、サンディングシーラ、ニス等で埋まってしまったパーツ取り付け穴をキレイにバリ取り。 気を付けないとせっかく仕上げた塗装面に傷つけちゃうから慎重に。
で、全てのパーツを取り付けてこんな(↓)感じ。 写真じゃ判りにくいと思うけど、パーツが塗装面に写り込んでなかなかイイ感じです。 改めて、家具用ワックスで磨きこんじゃいました。
さて、いよいよヘッドを取り付け。 納期や在庫の関係から “音家” で購入。 通販でヘッド買ったのは初めてだったんだけど、REMO のヘットってこんなケースに入っているんだね。(店頭で買った場合、このケースに入っているのを見たことなかった)
いろいろ考えて、打面には REMO ピンストライプ・コーテッド(↓)をチョイス。 ホントは EVANS のハイドローリック(ブルー)コーテッドにしようと思っていたんだけど手に入らなくてコレにしました。
こちらもいろいろ考えて、フロントは REMO ファイバースキン3(↓)をチョイス。 これは主に見た目で選びました。
それから、バスドラムフックの隙間を埋めるために、100円均一でこんなフェルト材を購入。
これをバスドラムフックに貼り付けて、ヘッドを貼って…
完成いたしました!
う〜〜ん、完全に自画自賛ですが、なかなかイイ感じじゃね? フロントヘッドはファイバースキンで見た目的に正解でした。
斜め上から見るとこんな感じ。 光沢の感じが判るかなぁ。 ただ、思ったよりもバスドラムフープの色は薄めになっちゃいました。 ニスを塗った回数はむしろバスドラムフープの方が多かったんだけど、ペーパーがけの際に、必要以上に塗膜を落としてしまったのが原因だと思います。
打面から見るとこんな感じ。 ビーターは VATER の ヴィンテージボンバー VBVB にしてみました。 これはカクテルドラムでも使用しているけど、アタックが柔らかくなり、個人的には小口径バスドラムには向いていると思います。
え? それで音はどうなのかって? ひとまず写真を撮ることを優先しちゃってチューニングはテキトーだから、今の時点ではなんとも言えないけど、ひとまず使えるレベルではないかと思います。 ただ、音量は思ったよりもかなり控えめです。 バーライブなんかだと丁度いい感じだと思います。まぁ、その分演奏バランスはムズカシイと思いますけどね。
そんなワケで、これからジックリとチューニングを行っていきたいと思います。 そして、筆おろしは 2月8日(日曜日)北浦和パラダイスロードで執り行われる「アノアとペロ」さんのオープニングアクト(間に合ってよかった)。小生参加の北浦和系新生バンド Catfish Chips での演奏です! 最終的にどんな音が出るのか!? 気になるアナタは是非ともライブに足をお運び下さい!!
ひとまず完成!
Posted:01/31/2015