13インチバスドラムの製作(1) | comino Records
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13インチバスドラムの製作(1)

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久しぶりのブログ更新っす (^^ゞ。 今回はこれまでのブログとはちょいと趣を変えて “製作記事”。 題して『13インチバスドラムの製作』。 そのまま、13インチのバスドラムの自作記事ってコトなんですが、通常ドラムセットのバスドラムってのは小さくても16インチくらい。 物によっては14インチというモノもありますが、13インチというのはかなりの小口径となります。 なので、バスドラムとして一般に販売されている製品は無いと思われます(ひょっとすると子供用のドラムならあるかも)。
そこで自作ってハナシなんですが、さてコレが使いのものになるのかは、作ってみないと判らないという感じの見切り発車的な製作です。 まぁ、ウェブ検索してみると、このくらいのサイズのバスドラムを製作されている方もおられるようですが…
小生、電子工作系は結構やりますが、木工系はどちらかと言えば専門外。 そんなワケで、今回はダメ元ってコトも考慮して、“素材” となる13インチのタムタムはノーブランドのジャンク品をオークションで1,000円 700円でゲット。 これをバスドラムに改造するという作戦です。
シェルは塗りではなくカバリング仕上げ。 しかも、経年劣化でかな〜りヒドイ状態。 それも想定範囲だったので、まずは錆び付いたハードウェア(金属パーツ)類を全て取り外し。
6テンションで、ラグがネジ1つのタイプなので比較的カンタンに取り外し完了。 しかし、結構サビてるね。 最終的にはサビを落として再利用する方向ですが、まずはそのまま放置して、劣化したカバリングの剥がし作業。
っで、カバリングを剥がした状態。 巻き始めと巻き終えたところだけ接着してあるタイプでした。 接着剤というよりは両面テープ的な感じで貼ってありましたね。 しかも、巻き始めと思われる場所はホチキス止め (^^ゞ
さすがにこれはカワイソウな感じだったので抜いておきました。 ウッドパテかなんかで修正すれば問題無いと思われます。
…というか、シェル自体もこんな(↓)感じで “すが入った” 部分もありました。 ま、1,000円700円のジャンク品だからね、こんなもんでしょう。 ウッドパテで修正出来る範囲でしょう(たぶん)。
続いては、もう一つの素材。 今回、小口径バスドラムを製作するにあたって、もっともコダワリたいポイントがウッドフープだったんです。 で、そのウッドフープを製作するための素材としてコレを使用しようと考えました。
16インチのフロアタム。 本当は14インチがピッタリサイズなんだけど、14インチのタムタム・フロアタムってオークションでも結構高価なんです。 同じように小口径バスドラムに改造する人が多いから、、なのかは分かりませんがとにかく高い。 そんな中、2,000円という安値で14インチのタムタムをゲット出来ました。 ところが製品が到着してみると結構状態が良い。 ウッドフープの素材として切り刻むのは気が引ける (^^ゞ 、、、てなハナシで、落札した14インチのタムタムは次回製作予定(なのか?)の14インチバスドラム用の素材としてキープしておくことにしました。
だったらもう14インチより大きい素材ならなんでもいいや、ってコトで地元のハードオフを徘徊していると1,500円で16インチのフロアタムを発見。 ヤマハのYD-5000シリーズのものです。 当時のYDシリーズでも廉価製品の部類だし、素材としては(16インチだという点以外は)問題ないと判断してゲットしました。
そんなワケで、13インチタムタムと同様ハードウェアの取り外し。 このフロアタムは8テンションで、各ラグは2箇所でネジ止め。 ドライバーではメンドウなのでドリルドライバーを使用。 なお、内部は「ゾラコート」と呼ばれる塗装がされています(グレーの塗装)。
続いてカバリング剥がし作業。 ヤマハのドラムはカバリングは全面接着してあると聞いたことがあったんだけど、実際に剥がしてみると最初と最後の部分だけが接着されているタイプでした。 おかげで比較的カンタンに剥がすことが出来たけど。ちなみに、ゾラコートは結構アバウトな感じで、表側まで塗られていました。 どれほど音に影響があったのかしらん。
とは言え、結構接着が強力な上に、木そのものが古くなっていることもあって、表層も一部剥がれちゃいました (^^ゞ。 ま、なんとかなるかな(と思う)。
カバリングそのものも経年劣化でボロボロ状態。 接着された部分だけ残ったカバリングの一部を慎重に剥がしました。
で、最終的にこんな感じ。 このヤマハのフロアタムも巻き始めと巻き終わりの部分の接着は、両面テープ的な感じの接着剤(?)でした。 13インチのノーブランドのタムタムとあんまり変わらない感じ。
部品取り出来た金属パーツはこんな感じ。 ヴィンテージと言えばそうだけど、YD-5000シリーズだからあんまり価値は無いかもね。
てなワケで、バスドラムにする13インチのタムタム(左側)と、ウッドフープの素材にする16インチのフロアタム(右側)の素材準備が完了しますた。(ゾラコートがフープ製作の障害にならないことを祈ります)
Posted: 05/25/2014