13インチバスドラムの製作(12) | comino Records
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13インチバスドラムの製作(12)

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かなり遅ればせながらですが…
明けましておめでございます。 今年もよろしくお願い致します。
…っというコトで、年をまたいでしまったバスドラム製作ですが、年末年始はなにかと忙しくてさしたる進捗はありませんでした。 っというか、『サンディングシーラーを塗っては乾かしてペーパーがけ』の繰り返し工程はゆっくりと進めてはいたんだけど(ほんとにゆっくりだけど)、ブログに掲載するほどのネタにはならなかったってコトですね。
なかなか『これで良し!』という状況を見極められないってーのもあるンだけど、ひとまず見た感じや、触った感じ的には『なんか、これ以上はムリじゃね?』って雰囲気になってきたので、ニス塗り工程に進みました。
前にも書いたけど、ここまでの工程を考えるとホントはソリッドカラーにするのが正しい塗装なんだと思いますが、今回はニス仕上げの練習を兼ねて、あえて『着色ニス仕上げ』を選択しました。 また、ギタービルダーの方たちのブログ等を見るとラッカーの方が音が良いとされているみたいですが『水性ウレタンニス』を使用します。 やっぱり水性のほうがなにかと楽だし、要は必要以上に塗膜を厚くしなければいいんじゃね?っと思うので。 つか、そもそもベースになってる材が超安物だから塗装で音色が変わるレベルじゃ無いような気もするし。
で、例によって散々悩んでコレ(↓)をチョイス。 色は『けやき』。 ホントは『メイプル』が欲しかったんだけど、水性ウレタンニスだとなぜかメイプルがラインナップされていないんすよね。 なんで、比較的近い『けやき』にしたってワケで。 けやきのドラムってあんまり聞いたことが無いけど、和太鼓はけやきだから、太鼓つながりでコレでいいかってハナシです。
で、例によって塗装工程の写真は無いんだけど、2回くらい塗ってみて判った問題がウッドフープのコレ(↓)ですた。
薄く塗ってるつもりなんだけど、乾燥させるとどうしてもタレができちゃうんだよね。 というか、やっぱりコレって厚塗りになってるってコトなのか? しかも、着色ニスだから色ムラもそれなりに目立ちますなぁ。 そんなワケで、塗装 → 乾燥 → タレや色ムラの部分を1000番の耐水ペーパーで調整、という工程の繰り返し。
一方、シェル本体は補修した部分も少ないし、ていねいに下地処理をしたこともあって、案外いい感じで塗装出来ているっと思います。
そして、なるほどペーパーがけしてから塗り重ねると塗料の食付きがいいってコトを学びました。 それと塗膜が不必要に厚くならない。 塗膜が乾燥してから1000番の耐水ペーパーで研磨って工程はハッキリ言ってかな〜りメンドウだし疲れるけど、それなりの効果はあるんだなぁ。
そんな作業を時間が出来たら繰り返し、やっと4ラウンド。 これ(↓)は、その4ラウンド目のニスが乾燥した状態。 だいぶ薄く塗れるようにはなったものの、ウッドフープは乾燥させる姿勢の問題もあってどうしてもタレが発生しちゃいます。
まぁ、こんな(↓)感じで水研ぎすれば結構カンタンに平滑化できるというコトも学んだけど、これは今後の課題ですね。
その後もジミ〜な作業を進めて、こんな(↓)感じまで艶が出てきました。 まだ、ムラはあるけど自分的には問題ないレベルじゃね? そもそもドラム…特にバスドラムは、手にとって『ほー、これは中々味のある塗装ですな』なんて品評するようなコトもないもんね。
っというワケで、どこで見極めを付けていいんだかよく判んないけど、なんとなく問題ないレベルな気もするし、2月8日のアノアとペロ@パラダイスロードのオープニングアクト筆下ろしするって公言しちゃったってーのもあるので、本日最後のニス塗り工程を行いました。
これを十分乾燥させて、いよいよ研磨・つやだしの工程です。 バスドラム製作はいよいよ大詰めに差し掛かってまいりました!
さて、そんなワタクシの2015年初ライブは 向島 NINE LIVES! Joe-Go での出演です! お運びの程、よろしくお願いイタシマス!
Posted:01/19/2015