北浦和の夜 / 怒濤のハモンドオルガンナイト | comino Records
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北浦和の夜 / 怒濤のハモンドオルガンナイト

「とんちピクルス」さんのライブ翌日、二日連チャンの音楽三昧。 本日は小生が参加している THE B-SIDE BAND スピンオフバンドである 「ラヂヲペンチのデビューライブです。 ハコは地元パラダイスロード。 まずは、弊バンド 「ラヂヲペンチ」 のご紹介から致しましょう。
ザ・機材バンド「ラヂヲペンチ」
話しは小生が V-Drums の購入を検討していた 2008 年初旬に遡ります。 もともと “機材好き” つながりで学生時代からの音楽仲間であるキーボーディストの Miya さんに、機材(楽器)検討の件を相談したのが運の尽き。
だったら、ハモンドオルガンとドラムのデュオで “ラウンジオルガンバンド” をやろうぜ!」ってなハナシで妄想が膨らむ一方だったのは言うまでもありません。
ちょうどその頃 “本家” THE B-SIDE BAND はボーカリストの脱退やギタリストの脱退等が相次ぎ、建て直しの真っ最中。 そんなこともあって、V-Drums を購入してからは Miya さんと二人で活動を開始していたのであります。 そもそも Miya さんのお住まいは拙宅の近隣。 地の利を生かして通称 V-Studio(V-Drums の “V” に由来)と呼ばれる、拙宅の居間でゆる〜〜く練習を重ねておりました(V-Drums は電子ドラムなので音も静かだし)。 やがて「やっぱり二人だと何かとキビシい点もあるね(汗)」というコトになり、これまた近隣にお住まいで学生時代からの音楽仲間であるナカゲン氏(後の THE B-SIDE BAND リードギタリストである)を迎え、バンド名も 「ラヂヲペンチ」 に決定。 本格的に活動を開始したのであります。
写真は “練習中” のひとコマ。 ええ「ラヂヲペンチ」ってくらいですからね。 主に機材のメンテナンスや音作りに軸足を置いた音楽活動” です(大汗)。(写真左には当時製作中の “モバイル・ハモンド” がありますね)
boogie66 氏より V-Studio に寄贈された YAMAHA のギターアンプ(懐かしのJシリーズ)を修理中のナカゲン氏。 氏は某大手電子機器メーカーの一流エンジニア。 もちろん小生も「アーティスト系エンジニア」を掲げたドラマー(なんだそりゃ?)ですからね、機材のメンテナンスには手は抜けません。 (でも、故障したリバーブはまだ復活していない(汗))
コチラは当時愛用してた HAMMOND XK-1 用の “下鍵盤” を製作中の Miya さん。 ハーフムーンスイッチの試作品を取り付けているところです。 演奏している時よりも、実に生き生きと腕を振るっております!。
とまあ、こんな感じで3人のスケジュールが合った日曜日の昼下がりに練習(?)を重ねておりました。 レパートリーがなかなか増えなかったのもご想像に安いところでしょう(笑)。
やがて “本家” THE B-SIDE BAND のボーカリストとして POCO が参加。 ナカゲン氏もギタリストとして THE B-SIDE BAND に参加することとなり「ラヂヲペンチ」としての活動はいよいよ「機材重視バンド」になったのでありました(って、それでいいのか?)。
試奏の儀
今年1月に地元パラダイスロードで執り行われた人気ストライドピアニストである小林創さんのソロライブ。 既報のとおり小生もセッションで参加したんですが、終演後の歓談中に例のごとくハモンドオルガンの話しで盛り上がってしまいました。 折しも Miya さんがハモンドの新型オルガン SK-2 を購入したばかりの頃。 当然ハナシはそっちに流れ
SK-2 の “試奏の儀” をやろう!」 ってなコトになったのでした。
そんなワケで2月のとある日曜日。 Miya さんご自宅の E-Studio(Entrance Studio=玄関とも言う)と B-Studio(ハモンド B-3 にちなんで命名された、納戸を改造した氏自慢のオルガンスタジオ)を贅沢に使用して “試奏の儀” が執り行われました。
Miya さんのメインオルガン XK-3c を試奏中のハジメちゃん。 写真には写っていませんが、Miya さん自慢のレスリースピーカーからゴージャスなオルガンサウンドが響いておりました。 ストライドピアノはもちろんだけど、ハジメちゃんのハモンドオルガンも実はかな〜りいい感じなんですよ。 すばらしい! こんな間近で一緒に遊ぶなんて贅沢っすね。
そして、新鋭 SK-2 を試奏中のハジメちゃん。 レスリースピーカーに接続したり、Miya さん自作のスーパーウーファーや、小型レスリースピーカー 2101mk2 などに接続を換えて、ちょっとした楽器屋さん顔負けの試奏を堪能しました。
結果「SK-2 と 2101mk2 で十分イケるね!」と判断した我々。 通常、ハモンドオルガンとレスリースピーカーを使用したオルガンライブだと演奏の前に運送” になってしまいます。 でも、この機材なら持ち運びも楽だし設置スペースも極小。 音も十分満足できる。 ってなワケで「怒濤のハモンドオルガンナイト企画が決定したのでありました。
ライブ当日
さて、そんなわけで3月18日。 パラダイスロードの看板にはしっかりと弊バンドの名前が掲載されておりました。 オープニングアクトとはいえこれがデビュー戦です。
てか、サブタイトルにこんな記載が(汗)。 行きがかり上(?)ハジメちゃんのバンドでも小生がドラムを担当することになったのであります。 今まではセッションで飛び入り参加(修行とも言う)というコトはあっても、最初からきちんとクレジットされるのは今回が初めて。 さすがにキンチョーします。
当日はいつものライブ観戦仲間やバンド仲間が大勢駆けつけてくれてタイヘン嬉しく、そして心強く感じました。 ええ、既述の通り弊バンドは機材に関してはプロ級ですが、レパートリーに関してはまだまだ発展途上。 特に普段 THE B-SIDE BAND では裏方担当の Miya さんや小生がフロントで演奏するワケですからね。 折しも年度末で生業もバタバタの中、試奏の儀からライブ当日までの間、今までになく演奏の練習を行ったのは言うまでもありません(汗)。
それでも少ないレパートリー(汗)。 一時は「MCと機材紹介で終了か?」ともウワサされておりましたが、なんとかオープニングアクトの大役を勤めることが出来ました(汗)。
とは言え、もちろん機材紹介は弊バンドの持ち味ですので、しっかりやらせていただきました (時間稼ぎとも言う)。 なんかこの時の方が Miya さん生き生きと見えますが気のせい? 内輪のお客さんがメインだったとは言え、たくさんの暖かい声援ありがとうございました。
さて、続いては真打ち登場。 ハジメちゃんのハモンドオルガンライブです。 勝手な思い込みかも知れませんが、ハジメちゃんファンの方でも、彼のハモンドオルガンってあんまり聞いたことが無い方が多いのでは無いでしょうか?
小生、もちろんストライドピアノも大好きですが、ハジメちゃんのハモンドオルガンをみんなに聞いて欲しい。 そんな思いがあってこのライブを企画したコトもあり、非常に楽しみにしていたのであります。
しかも今回は助っ人としてカンザスシティーバンドGentle Forest Jazz Band で活躍中の、テナーサックスの上野まこと氏も参加。 小生にとってはまさかの初共演ってなことになりました。 これはこれでウレシかった。
そんなワケで演奏する曲もリハの段階で決定。 ま、ジャズですからね。 とは言え小生にとっては結構なプレッシャーでした … が、演奏が始まってしまうと、ハジメちゃんのハモンドオルガンに完全に酔ってしまいました。 ハモンドオルガン最高!
第3部は、オルガンセッション大会。 弊バンドのナカゲン氏、ジャズヴォーカリストのayacoちゃんやトランペットの方などが参加され、楽しいオルガンセッションを堪能しました。
例によって楽しい時間はあっと言う間。 実に楽しくマニアックなライブでした。 お越し頂いたお客様もハモンドオルガンの魅力を満喫して頂けたと思います。 また、今回の経験から機材のセッティングに関してもいろいろと勉強になりました(窓側に機材を設置したため音量的な問題があった)。 もちろん、小生等も更なる精進が必要なのは言うまでもありません。
ライブ当日の様子は、今回「独占取材契約を結んだ boogie66 氏のブログを是非ともご覧ください。
怒濤のハモンドオルガンナイト!
そしてもちろんこの方のブログも。
KAMINの事情
ハモンドオルガンナイト、またやりたいな〜。
Posted: 04/14/2012