新宿トラッドジャズフェスティバル2009(初日) | comino Records
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新宿トラッドジャズフェスティバル2009(初日)

若干の雨模様ではありましたが思ったよりも雨足も弱く、さほどの濡れることもなく無事新宿三丁目に到着。 ええ、今日は今回初めて見に行く『新宿トラッドジャズフェスティバル』初日でございます。今回で第9回。新宿3丁目(一部2丁目)界隈の飲み屋さんを会場として、居酒屋営業を行う前の昼間の時間を利用したジャズフェスティバル。時間帯は12:00〜16:30。各ステージは40分で5枠 × 26カ所で展開される音楽祭です。
例によってこの手のジャズフェスはスケジュール表を見てどの順番にライブを見に行くかを決めるのも楽しいワケで。前回、トロンボーンサミットの時にもらってきたスケジュール表を見ながら、カミさんとあーでもない、こーでもないと巡回経路を模索しておりました。
そんなワケで11:40頃、新宿三丁目“C5”出口から地下道から地上に出て『池林房』さんに向かいました。
まずは“12時枠”。ええ、やっぱり小林さんは外せないでしょう。もちろんトランペットの筒井さんも。入店後、ひとまず缶ビールでカミさんと乾杯。
ピアノが電子ピアノだったのがちょっぴり残念ではあったけど、もちろん演奏は最高。ジャズフェスの口火を切るライブとしてはゴキゲンな演奏でしたわ。 中盤、ボーカルの絵馬優子さんが参加。しっとりといい感じ。
今回はオヤジバンド仲間でオルガン奏者であるMiyaさんも参加。彼は“12時枠”に別のライブを堪能していたようなので、ライブ終了後『お祭り広場』付近で合流。
本当はパラダイスロードのマスターともご一緒するつもりだったんだけど、メールで確認したら昨晩のお仕事の関係で今回は不参加とのこと。う〜〜ん、残念。
さて、時間的にはランチタイム。この時間を逃すと食べ損なうおそれもあるため、ひとまず15年来のおなじみ『まこと』でお昼を摂ることに。今回初めて“昼の部”に行ったけど、ランチもすごく美味しかった。
早メシを済ませて“13時枠”は『New Tone's Apple』さんに。実は早メシのつもりだったんだけど結構時間がかかっちゃって、会場に着いた時点で既に満員御礼の立ち見状態。大盛況ですね!
“14時枠”は同じ『New Tone's Apple』さんで『カンザスシティバンド』であります。実は『黒船レディと銀星楽団』のラストライブの時、ドラムの大沢クンから土曜日は出演できないというハナシを聞いていたから、今回ドラムにどんな方が参加されるのかが非常に気になっておりました。
んで、どなたがドラムを担当されたかと言うと『デキシープリンス(札幌)』のバンマス、ジョニー黒田さん! カンザスシティバンドのオリジナル曲『ちどり足のジェニー』のMCで登場する"ジョニ黒"さん。今回は『デキシープリンス』出演のため来日。ジョンカビラ風のイケメンな感じの方でした。プレイの方もすばらしい!! ドラマーとしての拙者から見て(ってエラソーですんません)、グルーブの安定感、コントロール(脱力)、バランスすべてにおいてパーフェクト。ひと味違うカンザスシティバンドが楽しめました。終演後、忙しそうだったけど、ジョニーさんと少しだけお話することも出来ました(でも今回、演奏を見に行く事が出来ず残念)。
続いての“15時枠”は河野文彦さんが出演される『石の花』に移動。彼のギター、好きなんですよね。ところが、会場に行ってみると既に空席が少ない。一番奥の座席を何とか確保したものの、今回、河野さんは生音で演奏。さすがに最後列からだとバランス的にちょっとキビシかったですが、アコースティックなサウンドを楽しみました。
河野さんには大変申し訳けなかったんだけど、何曲か演奏を堪能した後に“16時枠”の小林さんのオルガンジャムの座席確保のため移動開始(ゴメンね)。
移動途中『お祭り広場』からアコーディオンの音色が聞こえたので、ちょっとだけ見に行ってみると『フルーツバスケット』が演奏中。ここんところ、アコーディオンの石岡さんとパラダイスロードでご一緒することがあって、今回キチンと聞いてみたいと思っていたのでありました。だもんで『フルーツバスケット』さんは明日の見に行く予定にしていましたが、ちょこっと足を止めてライブを拝見。っと、ここで“16時枠”の『銅鑼』へ先発隊として行っていたカミさんから連絡があり、既に現場入りしているMiyaさんも立ち見状態とのこと。拙者も『銅鑼』に移動することにしました。
『銅鑼』に到着すると、ほどなく“15時枠”の演奏が終了。観客の入れ替えを狙って結構良い席を確保できました。今回Miyaさんは小林さんのオルガンジャムをメインに据えての参加だったので“かぶりつき”の席を確保(良かったね)。最終的にかなりの集客で、会場後方は立ち見になる盛況ぶりでした。
“16時枠”は実際には15:50スタート。だからセッティング時間が10分しかなく、いろいろな会場から集まってくるメンバーがそろうまで少々時間がかかりました。それでも10分押しでジャムセッションスタート。
オルガンジャムなので当然ベースも小林さん。今回もHAMMOND XK-3 EVOLUTION(2段鍵盤)、HAMMOND XKP-100(足鍵盤)そして、もちろん Leslie Model 147 から強力なグルーブが爆発! しかも、強力なリズム隊と豪華フロント陣! すげぇ! めちゃくちゃカッコイーっす!
“かぶりつき”のMiyaさんはオルガン演奏に釘付けでした(笑)。
ところがラストの曲『When The Saints Go Marching in』中盤でトラブル発生! 突然オルガンの音が出なくなってしまった! 小林さんもお手上げ状態みたい。
…っと、さすがオルガン奏者のMiyaさん。座席の利を生かして早速行動を開始した模様。 拙者の位置から見てもレスリーは回転しているみたいだし、XK-3の内部LED照明も確認できる。しかし音が出ない。っとすると…などと心配していると、ほどなくオルガンは復旧。さすがMiyaさん!
終演後、Miyaさんの調査レポート(笑)によると、足下のプリアンプのパイロットランプが消灯していたらしい。とっさにプリアンプの電源に問題ありと判断し、プリアンプ用昇圧トランス付近の電源ケーブルに刺激を与えることで復帰したそうです(やるな!とても文系とは思えん(笑))。終演後、拙者も現場を検証してみると、プリアンプに接続された昇圧トランスの一次側配線の一部が露出していることを確認。ここが接触不良になったのが原因っぽいね(まぁ、断言は出来ないけど(汗))。でもまぁ、良く調査する必要はありますね>小林さん。
そんな流れと、終演後の撤収がタイヘンそうだったので「ここは一つお手伝いしましょう」ってなワケで、オルガン機材の撤収作業をお手伝い。なにしろ拙バンドの稽古じゃ、毎回似たような機材の出し入れをしているからね。慣れたもんです(笑)。
さて、ジャズフェスは16:30に終演。夜は会場となっている飲み屋さんが通常営業するからです。
Miyaさんは夕方用事があるとのことだったので、ここでお別れ。我々はユニクロでちょこっと時間を潰してから、銅鑼に逆戻りして飲み直し。っとお隣の席の方々を見ると『フルーツバスケット』の方とその取り巻きの方たち(?)が打ち上げモード。思い切って声をかけてみたら快くお話に混ぜて頂きました。おかげでジャズフェス初日を締めくくる最高の夜になりましたとさ。
12時枠『池林房』ライブ
13時枠『New Tone's Apple』ライブ
14時枠『New Tone's Apple』カンザスシティバンドライブ
15時枠『石の花』ライブ
16時枠『銅鑼』小林創オルガンジャム
(リンクを見つけられなかった方、申し訳けありませんでした)