下北沢の夜 / GYPSY VAGABONZ ナイト
2010/03/28 archives:ライブネタ
今日は念願の『GYPSY VAGABONZ』のライブデイ。 今から約2年前、パラダイスロードのマスターから教えてもらった洒落たジプシージャズを演奏しているバンドです。
お店でCDを聞かせてもらっただけですっかり気に入ってしまった小生。 パラダイスロードのお隣、ディスクユニオンでこのCDは購入できるというハナシをKAMINさからも聴いたのですが、やっぱりライブ観戦時に直接ご本人達から買いたい。 それ以来ライブ観戦の機会をネラっていたのですが、なかなかスケジュールが合わないうえに、ハコは下北沢等の当時の筆者にとっては足を運ぶのが少々億劫になってしまうロケーション。
最近になって彼らのサイトでライブスケジュールをチェックしてみると、先日『GENTLE FOREST 6』を観に行ったCOLORED JAMでライブがあることを発見。 しかも日曜日。 ゲンキンなモンで、行ったことのあるハコだと今まで億劫に感じていたのがウソのように身近に感じ、俄然行く気になってしまいました。
ってなワケで行ってきました『GYPSY VAGABONZ』初観戦。 まずは毎度おなじみ “気付け呑み”。 まだまだ下北沢にも慣れていないし、せっかくだから前回行った店とは違ったお店をチョイス。 気さくな感じのご店主と女将さんで、おいしいお酒と肴を堪能してカミさんも上機嫌(この日は雪が降りそうなほど寒かったので熱燗が沁みましたわ)。
さて、開場時間ピッタリに COLORED JAM に到着。待望の『GYPSY VAGABONZ』さんのライブ観戦ですからね、ベストな座席を確保したかったワケです。 っというワケで “かぶりつき席” をゲット。
この日のライブはタイバン有り。 まずは『chaleureux』さんの演奏からライブスタート。 洒落たボッサをトイピアノとボタン式アコーディオンで聞かせてくれるバンド。 ボーカルの女性の魅力もさることながら、特注のトイピアノから発生するビミョーなメカノイズがなかなか良い雰囲気。
途中、チェロやユーフォニアム奏者の方が加わったり、微速度撮影した映像とのコラボがあったり、多彩な内容で楽しませていただきました。
さて『chaleureux』さんの演奏が終わり、しばし休憩タイム。 程なく『GYPSY VAGABONZ』の面々がステージでスタンバイ開始。 実は今回のライブからベースは(カンザスシティバンドでいつも拝見している)渡部 拓実さんが参加。 また、ギターのアイリッシュ・コウヘイさんは昨年のハッチハッチェルバンドのライブの際にKAMINさんから紹介してもらったこともあり、酔いに任せてセッティング中の彼らに「KAMINさんの弟子です」ってな調子で自己紹介しちゃいました(笑)。 おかげですっかり仲良くなれました。
そんなこんなで、いよいよライブ開始。
ベースとマカフェリギターの小粋なイントロダクションに続いて、ボーカルのHidekoちゃんの「私たちのステージ、楽しんでいってね」ってなMCから、いきなりアップテンポなナンバーをカマされちゃいました。 うひょう〜、カッチョイイ〜!
ベースとマカフェリギターの小粋なイントロダクションに続いて、ボーカルのHidekoちゃんの「私たちのステージ、楽しんでいってね」ってなMCから、いきなりアップテンポなナンバーをカマされちゃいました。 うひょう〜、カッチョイイ〜!
ところがいきなりアクシデント。 コウヘイ君、ギターの5弦が切れちゃいました。 しかし、弦を張り替えている最中、Hidekoちゃんの気の利いたMCで、じっくりとバンド紹介コーナー、果ては質問コーナー(笑)。 おかげで場はすっかり和みモードになれて、かえってよかったかも。
さて弦の張り替えも完了し、続いてのナンバーはミディアムテンポな『What a Difference a Day Made』を演奏。 Hidekoちゃんのフルートもとてもステキ。 演奏も小粋でたまりません。
続いて『Caravan』のイントロダクションに続いて…『Amapola』に展開。 すばらしい! 心地よいヴォーカル! やられた! アレンジのセンス抜群です! 中盤からテンポアップ。思わず雄叫びをあげてしまう拙者。 コウヘイ君、大西さんのギターソロ。 そして『Caravan』に戻ってメンバー紹介。 いや〜、 細かい小粋な仕掛けがニクイね〜! こーゆーのは小生の琴線に触れまくりなんですよ〜。
さて続いてはオリジナル曲『いたずら仔猫のワルツ』を演奏。 ヨーロッパの香り。 Hidekoちゃんフルートも魅力的。 う〜ん、絵になりますな〜。
続いては『It's Alright with Me』。この曲、マイフェイバリットなんです。 高速ギターソロもカッコいい。 今回マカフェリギターの音、そして演奏をじっくり堪能させて頂きましたが、独特なカラっとしてアタッキーな音質がたまりません。
次はしっとりとミシェル・ルグランのナンバーから、Hidekoちゃんが日本語歌詞を書いた『シモンの歌』を演奏。 う〜〜ん、パリの香りですな(一回しか行ったことないけど(汗))。 後半のフォーバースも小粋でカッコいいし、リフレインで転調。 先にも書きましたこーゆー凝ったアレンジにやられちゃうんですよ、拙者は。
さて、花粉症の他愛のないMC(笑)に続いては『Recado Bossa Nova』を演奏。 …っと思ったら、英語歌詞がついた時点で『The Gift』という曲名になるンですね。 んで、もちろんこの曲もマイフェイバリット。 ガンガン琴線に触れまくり。 大西さん、コウヘイ君のギターソロに続いてベースをバックにHidekoちゃんのボーカル。 カッコ良すぎます!(もう涙目)。
フルートを手にとって次の曲はホーンテッドマンションをイメージして作ったというオリジナルナンバー『Welcome My House』を演奏。 タンゴなナンバーに拓実さんのボウ弾きも渋い! 後半はアップテンポなジプシーなアレンジに展開。 う〜〜ん、凝ってます。 アレンジにストーリー性があります。
そしてもう最後の曲(え?もう?…涙)。 オリジナル曲『Boom Boo』を演奏。 かわいらしいイントロダクションから始まるハッピーな高速ナンバー。 一発で覚えちゃうキャッチーな曲。 あーこれまた琴線に触れます。 もちろん拙者は雄叫び、お客さんは手拍子! 当然アンコールに突入。
再度ステージに上がった彼らの演奏は『All of Me』。 ミディアムテンポでゆったりと心地よい滑り出し。 中盤からは倍テンポに展開し、まずは大西さんのギターソロ。すばらしい。 続いてコウヘイ君のギターソロ、拓実さんのソロへと続く。 Hidekoちゃんのヴォーカルも冴えまくりだ。 最後の最後でちょっぴりコケるのもご愛敬(笑)。
ということで約50分のステージはあっという間に終了。 あ〜〜、もっと観たい聞きたい。 次回「新宿春のジャズ祭り」でお会いしましょう!
いや〜。マジでよかった。感動した〜。そして楽しかった〜。 いずれにせよ、結構 “キメ” の多いアレンジ。 ベースの拓実さんは、今回初とは思えない息のあった演奏。 脱帽です。
ライブ後はメンバーの皆さんと楽しく歓談。 スゴく楽しい夜でした。
んで、懸案のCD。もちろんサイン入りでゲットしてきました。
んで、懸案のCD。もちろんサイン入りでゲットしてきました。
Posted: 04/21/2010
Last updated: 04/24/2010
Last updated: 04/24/2010