吉祥寺の夜 / GYPSY VAGABONZ
2010/07/09 archives:ライブネタ
明日、7月10日はいよいよ弊バンド=THE B-SIDE BANDの3年ぶりのライブ。 そして前日の今日7月9日は、待望の GYPSY VAGANBOZ のワンマンライブデイ。 音楽ざんまいの週末の始まりであります。
本来は今日みたいなライブの場合、“気付け呑み” で充分エンジンを暖めてから観戦したかったんだけど、さすがに今日は平日、金曜日。 仕事の関係もあり、吉祥寺までの移動時間を考えると開演時間ぎりぎりでした。
そこへいくってぇと、ウチのカミさんは基本的に金曜日は仕事はお休み。 もちろん早めに出発し、一人でも当然のごとく “気付け呑み”。 近くのラーメン屋で一杯ひっかけてから会場入りしたそうであります(汗)。
小生がハコに到着したのは会場時間を少し回ってから。 あいにくの雨にも関わらず、会場はすでに満員御礼状態でした。 さすが、人気がありますな。
お店に入って最初に目に付くのは『Avantgarde DUO』と呼ばれる、深紅のホーンスピーカー。 さすが “平成のジャズ喫茶”、ものすごい存在感があるね。 流れているBGMもいい感じ。
このスピーカシステムに関してはあんまり知らないんだけど、見た目的には中高音をホーンスピーカーで、低音域は下のエンクロージャ内のスピーカーユニットで鳴らすものらしい。 見た目の印象よりも(?)かな〜り攻撃的な音質、という印象がありました。 ま、ライブには直接関係ないけどね(てか、このスピーカシステムをPA用として使っていたのか?)。
あらかじめ予約してあったというのもあるけど、席はまたもや “かぶりつき”。 しかも今回は HIDEKO ちゃんの真ん前(汗)。 ボーカル用のモニターが聞こえてくるくらいの “かぶりつき” 席でした。 小生のテーブルには HIDEKO ちゃんのフルートが置かれてましたわ。
さて、ビールを2杯ほど飲んだ頃、ライブスタートです。 まずは挨拶代わりに 『Broadway』 を演奏。 小粋でいい感じ。 続けて 『Amapola』 を演奏。 例によって 『Caravan』 を織り交ぜた凝ったアレンジ。 何回聞いても琴線に触れちゃってグッとくるんですよね。 特に今回はゲストとして参加されているバイオリンの北床宗太郎さんがすばらしいです。
短い MC を挟んで 『What a Difference Day Made 〜 縁は異なもの』 をしっとりと演奏。 いつもは HIDEKO ちゃんのフルートソロとなるパートに北床さんのバイオリンソロがフィーチャーされ、これはこれでお洒落でいい感じ。 続く日本語歌詞のパートもすばらしいです。
ここで改めてゲストの北床さんの紹介をした後 『That Old Feeling』 を小粋に演奏。 はじめて聞きましたが良いですねぇ。 そしてやっぱり、バイオリンの北床さんをフィーチャリングしたからには、この方の曲を演奏せざるを得ないでしょう。 今年で生誕100周年を迎える Django Reinhardt のナンバーから 『Swing 42』 を披露。 すばらしい! みなさん Django が大好きなんですね(もちろんボクも大好きですけど)。 うれしい選曲です。
短い曲説明のMCを挟んで 『It's Alright With Me』 を演奏。 これまたスリリングでカッコいいっす。 続いては、最近群馬の方で公開となった Gypsy Vagaboz さんがサントラで参加されている映画のサウンドトラックから 『Rockin' Broadway』 を披露。 ジプシージャズのテイストを生かしつつもキャッチーでハッピーなナンバー。 ということで “勝手にPV” でご覧頂きましょう(視線はステージに釘付けなので、ヒドいアングルでスマソです)。
続いては早くも1stステージ最後の曲 『I Can't Give You Anything But Love』 を演奏。 スローミディアムでしっとりと歌いあげた後、アップテンポに移行する洒落たアレンジ。 大西さん、コーヘイくん、北床さんバイオリンソロ、そして拓実さんのソロへと続き、HIDEKO ちゃんのパワフルなボーカルへと展開。 場内大喝采の中で第1部が終了しました。
小生は “気付け呑み” なしでの参加だったので、幕間にはピザを注文したり、アルコール類を追加注文したり…。 同じテーブルのお客さんはコアな “ジブバガ” ファンの方らしく、ライブのハナシやデジカメのハナシで盛り上がりました。
んで、程なく第2部のスタート。 ミディアムテンポなイントロダクションにのせて HIDEKO ちゃん登場。 まずはアップテンポな 『Love Me or Leave Me』 でパワフルなボーカルも披露。 続いて、これまたフェイバリットな 『The Gift』 でスリリングに展開したと思ったら、しっとりと 『シモンの歌』 を披露。 う〜ん、すばらしい。 小生の雄叫び率もついついあがってしまいます(汗)。
ここで少し長めのMC。 つか HIDEKO ちゃん、歌っててとにかく楽しくって仕方ないみたい。 そーゆーオーラってのは伝わって来ますよね。 演奏する側が楽しまないと観ている側は楽しくなりませんからね。 もちろん会場もいいムード。 っといったところで、これまた Django Reinhardt のナンバーから 『Djangology』 を披露。 もちろんメンバーみんなのソロも堪能。 すばらしい!
短いMCを挟んで 『Fly Me to the Moon』 を演奏。 ヨーロピアンテイストでお洒落なアレンジ。 HIDEKO ちゃんのフルートソロもとってもステキ! これはたまりません。 続いてはオリジナル曲の 『Welcome To My House』 を演奏。 ホーンテッドマンションをイメージさせるスリラータンゴ(?)。 拓実さんのボウ弾きベースとバイオリンの絡みもすばらしい。 ええ、こんな感じです。
さて、ここからは終盤です。 まずはアップテンポでキャッチーなオリジナル 『Radio Sound 〜 BOOM BOO』 を演奏。 会場も最高潮。 いつもより余計にアップテンポでお送りしております! っというワケで続けてどうぞ。
ライブ告知のMCに続いては最終曲の 『There Will Never Be Another You』 を演奏。 もちろんメンバー全員のソロも織り交ぜて会場は手拍子で盛り上がります。 当然のことながら手拍子はアンコールに。
さてアンコール一発目は Django Reinhardt のナンバーから 『Minor Swing』 を演奏。 やっぱりいいわ〜。 メンバーのソロも気合いが入ります。 HIDEKOちゃんのフルートソロもいい感じ! っというワケでこれまた “勝手にPV” でお届けしちゃいましょう。
そして最終曲。 アップテンポな 『I Love Paris』 を演奏して会場はまたもや手拍子で最高潮。 大歓声の中、全18曲のワンマンライブは終演を迎えました。
いやぁ、まじで堪能した〜。 楽しかった〜。 今回初めてワンマンライブを拝見しましたが、ますます “ジブバガ” 気に入っちゃいました。
終演後はバイオリンの北床さんや、ベースの拓実さんとしばし歓談。 気がつけばお客さんはほとんど引けていて、会場は打ち上げモードに突入。 それじゃ、ってなワケで図々しくも打ち上げに参加させてもらっちゃいました(汗)。
ワインでかんぱ〜い! いや〜楽しい夜ですね〜。 でもまぁ、明日は自分のライブもあることだし、終電の時間も近づいてきたので後ろ髪を引かれつつ会場を後にして帰路につきましたとさ。
Posted: 07/26/2010
Last updated: 07/27/2010
Last updated: 07/27/2010