北浦和の夜 / 日倉士歳朗ナイト
2010/02/14 archives:ライブネタ
今日は久しぶりにホームである『パラダイスロード』でのライブ観戦(とはいってもカウントダウン以来だから1ヶ月半ぶりだけど)。今回で3回目となる日倉士歳朗さんのライブデイだ。
はじめて日倉士さんのライブを観戦した際、“相談役” としてご一緒してもらったboogie66氏もすっかり日倉士マニア(“牧師さんマニア”とも言う)と化しており、今回のライブ観戦も氏のメールをきっかけにツアー化。 参加者は、boogie66氏、miz氏、Sokada氏、POCOちゃん、そしてウチのカミさんと筆者の6名になったのである(これでも結構多いよね)。
ツアーと言えば “気付け呑み”。 北浦和での気付け呑みと言えば、いつもの通り『ぺんとはうす』。 北浦和東口にあるトラッドジャズ専門のライブハウス(2階)兼、やきとん屋(1階)だ。 例によってツアーメンバーご一行様と盛り上がった。
ただ、今回ちょっと人数が多すぎてギューギュー詰めだったのは反省点。 夏場であれば “外野席” で飲めるが、今の季節はそうもいかない。 それと名物の(?)マスターが不在だったのが少々残念ではあった。
そんなワケで一通り盛り上がり、いざパラダイスロードに乗り込む。
そんなワケで一通り盛り上がり、いざパラダイスロードに乗り込む。
店に到着すると、開演まで30分以上あったこともあり、まだお客さんは少なめ。おかげで御一行様はベストポジションを確保することが出来た。 ライブレポの師、KAMINさんも既にいつもの場所でスタンバイOK。 ご挨拶を済ませ、早速セッティングが完了したステージの取材開始である(汗)。
ギターは4〜5本用意されている。コレ系が好きなギタリスト諸氏は垂涎の機材であろう。 おまけに今回初めて見る楽器があった。 8弦のワイゼンボーンである。どんな音が聴けるのか期待大である。
21時近く。客席が程よく埋まった頃、日倉士さんがステージに登場。“チューニングの儀” が始まる。珍しくboogie66ちゃんもフライングせず(笑)、神妙な面持ちで見つめる客席。
おもむろにライブ開始の宣言があり、堰を切ったように雄叫びがパラダイスロードに響く(主に我々(汗))。 まずはおなじみ、神の祝福があらんことを…『Amazing Grage 〜 At The Cross』を演奏。いつもの通りワイゼンボーンの深い響きと、日倉士さんの大地のような声がパラダイスロードの客席を包み込む。すばらしい。いや〜、スゴイ!としか言いようがないっす。
続いてはオリジナル曲『うわさ』を演奏。しっとりと『Lonesome Time』へと続く。 今回、日倉士さんはお酒は飲んでいないそうなのだが(笑)、前回よりもリラックスした感じのMCも楽しい。 つか、前回は我々の方が飲み過ぎだったンでしたね。すんません(汗)。
そして元祖横浜のダメ男でおなじみの『だめじゃんブルース』で会場は一気に盛り上がる。 ここでインストメンタルな曲『Without God』で一旦クールダウン…と思いきや『Jusus on the Mainline』へとメドレーで続き、またもや会場がヒートアップする。 会場には「スゴイ」の言葉だけが。
ここで、日倉士さんが一言「飲んでないです」場内爆笑。
ドロドロになる前にさわやかな曲を、というコトでインストメンタル曲『Misty Mountains』を演奏。 そして『Jewels On The Water 〜 南からの子守歌』を演奏をして第1部終了。場内にはため息。いつものコトだがスゴすぎます。
いきなりこんなディープな音楽に触れたPOCOちゃんも感動のご様子である。 フツウはココまで来るのに20年はかかるトコロを一気に選りすぐりを体得しているワケだから正に英才教育だ、などと御一行様も盛り上がる(でも本当にそうだね)。
幕間には日倉士さんと少し歓談。前回のパラダイスロードでのライブを観に来た事を覚えていてくださっただけでなく…
小生 | 「本当はサムズアップとかに観に行きたいンですけど遠いンすよね」 |
日倉士さん | 「また北浦和に来るよ!」 |
…と笑顔で握手してくれたのもマジでウレシかった。そして、その握手の力強い事。
さて第2部は『Hesitation Blues』からスタート。いい感じで客席が暖まったところでドブロに持ち替える。 曲は日倉士さんおなじみの “日本語で歌うRobert Johnson” ネタから「ウチの台所に帰っておいでよ」…いやいや、タイトルだけは原題で『Come On In My Kitchen』を演奏。 カッチョイー! さらに『Cross Road Blues』を立て続けに演奏。 雄叫びが上がる。
さてここで日倉士さんの真骨頂。 米国House of God教会で展開されているスチールギターを使ったゴスペル(Sacred Steel)タッチで『Last fair deal gone down』を披露。 もちろん先の8弦ワイゼンボーンでの演奏だ。 すばらしい。
MCでは(というか、MCで説明して!っと幕間に小生がお願いした(汗))この8弦ワイゼンボーンはNorth Carolina州にある『Lazy River Guitars』というギター工房のRance Whiteさんという方に注文して創ってもらったというカスタムメイド。 4ヶ月で出来るよ、ってなハナシだったのだが、実際にはかなり待たされて去年の12月に入手したらしい。 ご本人は、まだ “阿吽の状態” になっていないとおっしゃっていたが、そんなコトは全然感じさせない懐の深い奥行きのある音だ。
…というコトで、後半部分だけですが、いつもの通り “勝手にPV” 仕様でお送り致しましょう(とは言っても、いつものコトながら酔っぱらいがデジカメで撮影したムービーですので悪しからず)。
さらに8弦ワイゼンボーンにより、オリジナルナンバー『神様のプラン』をしっとりと演奏。 続いて6弦ワイゼンボーンに持ち替えてインストルメンタル『Jewels On The Water』と『南からの子守唄』をメドレーで演奏。 じんわりと日倉士さんのワイゼボーンが染み渡る。
さて、ここからは終盤。 ギタリスト諸氏お待ちかねの『テスコの部屋』の時間である(笑)。 いつものように『Shake Hands Blues』、『Shake Your Money Maker』で一気に突っ走る! boogie66ちゃんも雄叫びモード全開だ!(もちろん筆者も) 当然のことながらアンコールへ突入。
まずはダメ押しで “Ericには歌えないRobert Johnson” シリーズ『Ramblin' On My Mind』で場内一気に盛り上がる。 っと、ここで時計は23時過ぎ。 POCOちゃんは終電ギリギリ。 名残惜しそうに帰路につく。 そして次の曲『Oh! Susanna』をしっとりと歌い上げる。 小生ちょっとウルっとくる。
ここでSokada氏、miz氏もタイムオーバー。 う〜〜ん、惜しい! そうです。 最後の曲は北浦和おなじみのヨーデルタイム『Bye Bye Moon』を皆で大合唱だ! ストレス解消、肩こり解消(笑)ヨ〜ロレイ〜!
大喝采の中パラダイスロードの夜は更けてゆくのであった。
大喝采の中パラダイスロードの夜は更けてゆくのであった。
いや〜。 おなか一杯! 楽しかった〜。 感動した〜。
さすがにboogie66ちゃんも終電ギリギリ。 やっぱり日倉士さんいいわぁ〜、なんて話しながら、北浦和駅でお別れ。 我々も素直に家路に着きましたとさ(明日は月曜日だしね〜(涙))。
さすがにboogie66ちゃんも終電ギリギリ。 やっぱり日倉士さんいいわぁ〜、なんて話しながら、北浦和駅でお別れ。 我々も素直に家路に着きましたとさ(明日は月曜日だしね〜(涙))。
関連リンク
- KAMINさんブログ :KAMINの事情
- Boogie66さんブログ : まあ、いいか
- Sokadaさんブログ : Don't Trust Over Thirty
Posted: 02/23/10
Last updated: 02/24/10
Last updated: 02/24/10