川口の夜 / Quncho & Chujiナイト
2009/11/29 archives:ライブネタ
何年か前に“新宿三丁目系温泉ツアー”で中房温泉に行った時、同ツアーでいつもお世話になっているナイスさんから教えてもらったギター2本のSOUL DUO『Quncho & Chuji』。ナイスさんは『Quncho & Chuji』の演奏に感動してブルースギターを始めたという。
その後、ライブの打ち上げかなんかで音楽仲間のBoogie66ちゃんと音楽談義をしている時にそんな話しをしていたら、彼は『Quncho & Chuji』さんと縁があるという。それ以来、何回かライブのお誘いもあったのだが、仕事の都合などの理由からタイミングが合わず、観る機会を逸していたのだった。その後、Boogie66ちゃんからの情報で、Chujiさんは手首の故障のため演奏が困難になってしまい、今後のライブは実現しそうもないというハナシも聞き、自分としては幻のユニットだったのだ。
ってなワケで、行ってきました『Quncho & Chuji』! 今回のハコは川口駅東口の『CAVALLINO』。11月27日にリニューアルオープンしたそうで、オープニング記念ライブの一環として『Quncho & Chuji』さんのライブが実現したそうです。
店の前にはBoogie66ちゃん制作によるフライヤーが。いい仕事してますな。
店内に入るとさすがにオープン直後だけあってとってもキレイ。しかも禁煙。まぁ、愛煙家の皆様にはブルース聴きながら禁煙てぇのもアレかもしれませんが、これもご時世というもんなんでしょうか?
店内に入るとさすがにオープン直後だけあってとってもキレイ。しかも禁煙。まぁ、愛煙家の皆様にはブルース聴きながら禁煙てぇのもアレかもしれませんが、これもご時世というもんなんでしょうか?
あらかじめBoogie66ちゃんに予約しておいてもらった席はかぶりつき。こりゃいいわ。でも、当の本人のBoogie66ちゃんは仕事の関係で早くても2ndステージからの参戦という連絡が。う〜ん、残念(QunchoさんやChujiさんに紹介してもらおうと思っていたのに…って、そっちか)。
今回はMiyaさん、Nakagenセンセー、ウチのカミさん、そして今回初めて一緒にライブに行くバンド仲間のKi-ss!。彼とはバンド練習以外の機会で飲みに行くコトも少ないからなんだか新鮮(ギター背負ってないし)。たまにはこーゆー遊びも楽しいね。
それと、冒頭で書いた『Quncho & Chuji』さんを知るきっかけとなったナイスさんも奥様とお友達と共に参戦。ナイスさんたちは早々とライブハウスに到着。いったん入場したにも関わらず、わざわざ近くの居酒屋に行ってエンジンを暖めてきたそうです(やるなぁ〜)。
さて、ステージにQunchoさんとChujiさんが上がってライブの準備開始。今回のライブは3年ぶりなんだそうです。お二人合わせて121歳。ゆっくり、まったりとライブがスタートしました。
まずは『What a Wonderful World』をしっとりと。いきなりしみますなぁ。Qunchoさんは草加の友達から送られた草加せんべいを食べたら前歯の差し歯がとれちゃって現在治療中ということらしいです。見せてくれました。場内爆笑。
続いては『Route 66』、『Get Back』を演奏。どちらもおなじみのナンバーですが、このお二人に料理されると新しい発見がある。アレンジのセンスといい、テクニックといい、重ねた歳の分だけ味わいも深いというもんです。
さてここで、お二人の30年来の友人、Suzi Kimさんが登場。彼女とのジョイントも3年ぶりなんだそうです。でもQunchoさんの譜面台を覗きこんだSuziさんが「Qunchoさん。この曲じゃないと思います」と、いきなりの突っ込み。場内爆笑。息はぴったりのようです。曲は『Fever』。ちょっぴりJazzyなアレンジが小粋。この曲好きなんすよ。Suziさん、めちゃくちゃカッコイイじゃないっすか。
Chujiさんのチューニングタイムを挟んで、Suziさんのオリジナルのファンキーナンバー『今夜だけ』を演奏。かなーり社会派でラディカルな曲。ハードで好きです。
Suziさんのストレートでラディカルな音楽業界のハナシで場内が大爆笑した後は、Bee Geesのナンバーから『How Can You Mend A Broken Heart』をしっとりと。3人のハーモニーも美しい!
続いてはファンキーなアレンジの『Walking The Dog』。早速会場から雄叫びがあがる。つか、お二人のギター、めちゃくちゃファンキーですよね。とにかくアレンジのセンスとグルーブが抜群だ!
ここで、Suziさんはいったん退場。Qunchoさんが40年間歌い続けている(かつ、未だに歌詞を覚えられない(笑))という曲『Love Me Tender』しっとりと歌いあげ1stステージは終了。
我々はすっかり『Quncho & Chuji』の世界に入り込んじゃったもんだからアルコールが足りない。早速幕間にビールやつまみを買い込んで2ndステージに備えました。でも、Boogie66ちゃんはまだ現れない(トラブっているのか?)
さて、2ndステージ…の前に、ストレッチ運動(笑)。ええ、ムリは禁物ですよ。ゆっくりやってください。ストレッチに続いてはチューニングです。チューニングメータが見えにくいお年頃というという発言に場内爆笑。しかも、これからステージ開始というのにQunchoさんったらガム食ってるの忘れてるし(笑)。おちゃめすぎます。
とまぁ、こんなゆるい感じで2ndステージがスタート。
ゆるいMCとは打って変わって、グルービーでファンキーな『High-Heel Sneakers』を演奏。Suziさんはのっけから参加です。続いてSuziさんのラジカルなオリジナル曲。国境を越えて国際問題を問う『ごめんね』を演奏。これはマジでかなりハードな歌詞。カッコイイっすSuzi姉さん!
続いてもSuzi姉さんが歌う『It's A Man's Man's Man's World』を演奏。これがまた渋い。会場大喝采。
続いてもSuzi姉さんが歌う『It's A Man's Man's Man's World』を演奏。これがまた渋い。会場大喝采。
ちょっと重たい曲が続いたので、ここでちょっと軽めの曲をというコトで『Groovin'』、『Hold On, I'm Comin'』、『Soul Man』を演奏。どれもおなじみのナンバーだけど、このお二人に料理されると…ってさっき書きましたね、このフレーズ。でも、ホントそーゆーことなんです。すばらしい!
ここでスペシャルゲスト登場。ミュージカル『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』出演のため韓国から来日している、Seo Moon Takさんが登場。Takさんお話では7年前に初めてQCライブを見て衝撃を受け、以来一緒にライブをしていたとのコト。今回はリハ無しでのシークレットゲストとしての参加です。いやぁ、こりゃオトクだわ!(Boogie66ちゃんごめんね)
彼女の為にQunchoさんが歌詞カードを用意。Takさん「文字がスゴイ大きいンですけど」で大爆笑。久しぶりでも息はピッタリですね。そして曲は『Feel Like Making Love』。しっとりと歌いあげる。すばらしい。この曲、大好きなんすよね。
Chujiさんウーロン茶を待って(笑)、続いては『Lately』。これももちろん大好きな曲。たまらんです。
Takさんはここで退場。お疲れさまでした!というコトで一応、次は最後の曲。ボトルネックを持つChujiさんに一瞬期待が膨らんだんだけど、客席からの「まだまだ!」という声援に応えて、ボトルネックを置き、Qunchoさんのオハコに変更。曲は『Georgia On My Mind』。しっとりと、渋く、味わい深いヴォーカル。Chujiさんのワウをきかせたソロにもやられました。すばらしい(涙)。
そしてChujiさんが「QC再開します!」と宣言!!場内大喝采。ひとまず目標は「二人合わせて130歳まで(ちょっと小刻みだけど(笑))」。ガンバってください!そして最後の曲は『Licking Stick - Licking Stick』。ファンキー!カッチョイー!こりゃ簡単に130歳なんて突破しちゃいますぜ。
てなワケで大盛況のうちにライブは終了。楽しかった〜!ここでほんの少しだけChujiさんと歓談。一応、Boogie66ちゃんの知り合いってコトで。気さくにおハナシしてもらって楽しかったです。しかも名刺までもらっちゃったし(喜)。残念ながら今回はQunchoさんとはお話しできませんでした。でも“次回”がありますから!
ということで、このまま収まるハズもなく、我々ご一行様は最寄りのフランチャイズ系居酒屋へ。あ〜なんで今日が日曜日なのかね?っと思いつつ、熱い音楽談義を終電ぎりぎりまで花咲かせて帰路についたとさ。
P.S. | 結局、Boogie66ちゃんは参加できず。次回はご一緒しましょう(んで、一緒に雄叫びましょうや)。 |
- Quncho ( g. , vo. , chor. )
- Chuji ( g. , chor. )
- Suzi Kim ( vo. , chor. )
- Seo Moon Tak ( Special Guest / vo. ) ( リンクが切れてますが一応… )