阿佐ヶ谷ジャズストリート2009
2009/10/24 archives：ライブネタ
阿佐ヶ谷駅に到着すると駅構内のBGMもジャズが流れており雰囲気を盛り上げてくれます。
ひとまず南口駅前公園ステージを見ようと思ったんだけど、なにやら大規模な工事中。去年はここに設営された野外ステージでカンザスシティバンドを観ましたが、なるほど、今年はこの工事の影響で「阿佐ヶ谷中学校体育館」での出演になったのね。そんなわけで今年は有料チケットが必要（野外ステージはダータ）。早速駅前の特設券売所でチケットをゲットしました。
このチケットはいわゆる“共通パスポート”。中杉通り各所で行われている会場での演奏も自由に見ることができます。カンザスシティバンドの演奏時間までは多少時間があったので、細田工務店で行われているライブを見ようと思ったんだけど会場は満員御礼で入場不可。係員の方に聞いてみると、有料の会場はそれぞれ定員があり基本的には立ち見は許されないそうです。安全上の配慮なんでしょうかね。共通パスポートとはいえ、この辺は注意が必要だと思いました。
そんなわけで、定員オーバーで観戦不可ではたまらないので、早速カンザスシティバンドが出演する『阿佐ヶ谷中学校体育館』に行ってみることに。会場で係りの人に確認すると、15分前くらいに来ればOKとのことだったので、ひとまず野外で行われている演奏を堪能し、開演20分前に会場に戻り入場。
会場は体育館だから当然土足厳禁だろうとは思っていたけど、入り口で靴を脱ぎ、手渡されたビニール袋に靴を入れて裸足で会場まで移動というスタイル。体育館は3階なので階段は昇るし、廊下は歩くし、けっこうキビシかったですわ。次回来るときは上履きを持参した方が良いと思った次第であります。
体育館に入ってみると、朝礼とかをやるステージで演奏するのかと思っていたら意外にもアリーナ（？）で演奏。距離間、視線から考えてもこの方が良いと思いました。しっかし、ピアノはどうやってステージから降ろしたんだろう…。ふつう、体育館のピアノってステージ上に設置してあるもんね。人海戦術で降ろしたとしても調律する必要もありそうだし。
そんな感じで、ほぼ定刻通り公演開始。体育館の残響が程良くいい感じ。“おとな”のビッグバンドブルースを中学校の体育館で堪能するという、ビミョーな感じを楽しませていただきました（笑）。やっぱりKC10は迫力あるね。
カンザスシティバンドの演奏は2部構成。1部と2部の間にはPlease&Praiseさんが登場。Please&Praiseさんは男女7人のゴスペルバンドで、バックバンドも合わせて11人編成のこちらも大所帯。しかも、ボーカルの方たち一人一人のソロもすばらしく、迫力のあるゴスペルを堪能することができました（こちらは中学校の体育館でも違和感ないね）。
カンザスシティバンドの2部はちょっと押してスタート。19:00からはピアノの小林さんがハモンドオルガンで参加しているトリオを見る予定だったんだけど、終演はほぼ19:00。次の会場で出演される小林さん自身もここから移動するんだから大丈夫だろうと高をくくっていたんだけど、さすがに心配になりました。
終演後あわてて会場を出ると、体育館の出口で小林さんに遭遇。これからクルマで次の会場に移動するとのことで、一緒に乗せていってもらえることになりました。外は雨模様だったし、ラッキー！
次の会場『それいゆ』でのステージは19:00から。結局、小林さんのクルマが会場に到着したのは19:15くらいだったかな？（ちょっと迷ったし（汗））クルマから降りるとすでに会場は満員御礼。共演者の方たちもすでにスタンバっていて、小林さんもすぐさま準備にとりかかり、早速ライブスタート（慌ただしい（笑））。
小林さんの機材はHAMMOND XK-3 EVOLUTION（2段鍵盤）、HAMMOND XPK-200（足鍵盤：もしかしたらXKP-100かも）そしてLeslie Model 147！ レスリーも含めて自分のクルマで運んできたそうです。これだけの機材（特にレスリー）よく載るね〜。でも、小スペースでも手を抜かず、きっちりレスリーを持参する心意気がウレシイです。
小林さんのオルガンはこの日初めて拝見しましたが、さすがすばらしい！マニュアルベース（左手でベース演奏）と
足鍵盤によるベースを巧みに使い分ける抜群のグループ感でグイグイ引き込まれちゃいました。こんな感じのジャズオルガンは初めて見ましたよ。それと、やっぱりレスリー。音も最高にいいっすね。
ライブスペースとなっている『それいゆ』さんは喫茶店みたいなんですが、お客さんは基本的にお店の常連さんばかりのようでした。ホームパーティみたいな雰囲気で、奥様手作りの料理もおいしかった。飲み物も基本的には自由（？）に飲めるらしく「来年も見に来る」という条件でビールもたくさん呑ませていただきました。
…っと、演奏中外を見ると『minoke?』のKayamaクンが。なんと奇遇。お店の人に「知り合いです」って言ったら満員御礼にも関わらず席を用意してくれて一緒にライブ観戦致しました。
終演後は小林さんの機材撤収のお手伝い。ま、拙者この手の作業には慣れてますからね。ただ、クルマへの積み込み方法は小林さん独自のプロシージャがあるみたいでした（きっちり積み込み完了）。判ります。ドラムなんかもそーですからね。
帰りはKayamaクンも一緒に小林さんのクルマに乗せてもらい、パラダイスロードまで送ってもらっちゃいました。ついでにパラダイスロードで酒を飲みながら歓談。いやぁ、楽しかった〜。次に小林さんのお会いするのは新宿トラディショナルジャズフェスティバルですね。もちろんオルガンも演奏するみたいだから今から楽しみっす。